うららかな春の風を胸いっぱい吸い込んで….と言いたいところですが、花粉症の人にとって春の風は花粉を運んでくる憂鬱な風。
胸いっぱい吸い込むとさまざまな不快症状を引き起こしかねません。
花粉症を「防ぐ」、花粉症から「逃げる」、花粉症に対して「強くなる」ことを意識してみましょう。
※防ぐ
※逃げる
花粉症の原因とされる植物はたくさんありますが、日本で発症する花粉症の多くが2~4月頃に飛散するスギ花粉によるものです。
ただ、北海道や沖縄にはスギがほとんど存在しないため、スギ花粉症はありません。
スギ花粉が多く飛ぶ時期だけ、北海道や沖縄へ逃げることができたら良いのですが、なかなかそうもいきません。
せめて、花粉が多い時間帯や気象条件から逃げましょう。
スギ花粉は、一般的に昼前後と日没後に多くなります。
気温が上がって、スギ花粉がスギ林から都市部へ飛んでくるのが昼前後。
また、上空に飛んだ花粉が地上に落ちてくるのが日没後です。
花粉が多くなる気象条件としては、
①晴れて気温が高い日、②空気が乾燥して風が強い日、③雨上がりの翌日。
花粉が多い時間帯や気象条件では、なるべく外に出ないようにしましょう。
※強くなる
免疫力が低下すると花粉症にかかりやすくなります。
免疫力を高めるには、睡眠と栄養バランスのとれた食事、適度な運動、そして、ストレスコントロールが有効です。
春を憂鬱に感じてしまう花粉症のみなさま、少しでも春を楽しめるように、花粉症を知り、花粉症と上手く付き合っていきましょう。
Comments