2019年4月から導入された、年次有給休暇の計画的付与制度により、全ての企業において、年10日以上の年次有給休暇が付与される従業員に対し、「年5日の年次有給休暇を取得させる」ことが義務付けられるようになりました。
日本の有給休暇取得率は、世界的に見ても非常に低く、世界30ヶ国中、最下位となっています。
また、日本人で休み不足と考えている人の割合は低く、逆に有給休暇を取りたがらない人の割合が多いです。
日本人が有給休暇を取りたがらない理由には、以下のようなものがあります。
有給休暇取得に対して、罪悪感がある
緊急時のために取っておきたい
仕事をする気がないと思われたくない
以上のように、有給休暇を取得することに対して、あまり意欲的でないことが、有給休暇取得率の低さに繋がっています。
また有休を取得する際に、上司が協力的であるかわからないと考える人の割合が多くなっていることも、要因の一つといえます。
年次有給休暇の計画的付与制度による、有給休暇取得の促進は、国の政策にただ従うだけでなく、促進する企業にもメリットがあります。企業へのメリットは、大きく2点あります。
①モチベーションや生産性の向上
②離職率低下による就職希望者の増加
10月は年次有給休暇取得推進期間です。 上手に有給休暇を利用してみましょう。
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