記録的に早い梅雨明けや猛暑続きの日々など、異常気象が懸念されます。
暑いとつい冷たい飲み物や食べ物が欲しくなりますが、日本では昔から、「暑いときこそ熱い飲み物を」という言い伝えもあります。
冷たいものは胃腸を冷やすので、胃腸の動きを弱め、食べ物の消化吸収を悪くする可能性があります。
そうなると食欲がなくなり、夏バテにつながります。
逆に熱いものを摂取すると、胃腸の働きが活発になります。
また、熱い食べ物や飲み物は発汗を促します。
汗は蒸発するときに熱を奪うため、体温を下げる効果も期待できます。
しかしあまりに高温多湿の環境では発汗しにくいため、逆効果となる恐れもあります。
高温多湿の環境に加えて、めまいや倦怠(けんたい)感、頭痛などの症状があって熱中症が考えられるときに熱い飲み物や食べ物を摂取すると、状態が悪化する可能性があります。
その場合、体を冷やす必要があるため、涼しい場所に移動し、冷たい飲み物を十分摂取しましょう。
『暑いときに熱い飲み物、食べ物を』と思うときは、比較的涼しく風通しのいい場所で、飲んだり食べたりするようにしてください。
また暑い時期は代謝が落ちやすいため、『代謝のビタミン』といわれるビタミンB群や抗酸化ビタミンのA、E、Cを積極的に取ることを心がけてみましょう。
まだまだ暑い日は続きます。
体調管理を万全に、元気に夏を楽しみましょう!
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